今夜の花火終わるまで

関ジャニ∞が好きな人のただの日記です。

アイドル界のデカ盛り店「関ジャニ∞」を知っているか

皆さんはジャニーズ事務所所属、関ジャニ∞というアイドルグループを知っていますか。そう、楽しくて面白くて騒がしくて、でも真っ直ぐで、見ている側も自然と笑顔になってしまう、あの関ジャニ∞です。ここ数年は色々とあり、勿論以前と変わった事もありますが、関ジャニ∞というグループを語るにあたって昔から変わっていない事があります。それは、「CD・DVDに付属している特典映像の内容量がデカ盛りレベルである事」です。デカ盛りとは、よくテレビ番組やSNSで目にする機会も増えた、一つの皿に通常よりも格段に多く、溢れそうな程に料理が盛られたあれですが、関ジャニ∞の特典はその「デカ盛り」と称されても異論ないほどに、一つの皿(リリース)に、これでもかと内容が詰め込まれている事で有名なのです。今回は、アイドル界の有名デカ盛り店「関ジャニ∞」の特典について記載していきたいと思います。

 

 

●デカ盛りその1 ・わんこ巨大お冷「各会場MCダイジェスト」

関ジャニ∞のコンサートDVDに必ずついている特典。席に着くと必ず出てくるお冷のようなデカ盛り「各会場MCダイジェスト」。お冷はデカ盛りじゃないですよね?と思った人は、その感覚を一回忘れて下さい。このお店では、お冷もデカ盛りです。関ジャニ∞名物、全公演のMCが長尺でついてきます。例えば、過去リリースのMCダイジェスト尺を見ていきましょう。FIGHT(1時間54分)、8EST(3時間11分)、JUKE BOX(2時間25分)、関ジャニズム(3時間14分)、元気が出るLIVE!!(1時間39分)、 関ジャニ'sエイターテインメント(2時間39分)、ジャム(1時間30分)、GR8EST(2時間17分)、十五祭(1時間8分)。これ全てコンサートの本編分数ではありません。本編とは別の、MCのみの分数です。ダイジェストとは。改めて本当によく喋る関ジャニ∞、そりゃあアンコール込みで2時間40分程度で開催していた直近のツアーが、MCで盛り上がりすぎて最長3時間越えになったりもした程なので、この長さは至極当然なのかもしれません。何だかこのMCダイジェストの長さだけで十分特典として成立している気もしますが、先程記載した通り、関ジャニ∞のリリースにおいてMCダイジェストという特典は席に着いたらすぐに出されるお冷のようなものなので、その後に別のデカ盛りがやってきます。お冷がなみなみ注がれたびっ●りドンキーの「森のリ●ゴスカッシュ」(ピンと来ない方はお調べ下さい)のような容器がわんこそばのように次々運ばれて来ますが驚いてはいけません。この水を全て飲み切って初めて、アイドル界のデカ盛り店「関ジャニ∞」のデカ盛り(特典)に挑めるのです。

 

 

●デカ盛りその2・山盛りご飯と海の幸を巨大ボウル一面に敷き詰めた夢のデカ盛り海鮮丼「JUKE BOX(2014年)」より「24時間共同生活」

アイドルが色々なミッションをこなしながら、ただひたすら24時間共同生活を送っている映像を全て収めた夢のような特典(本人達にとっては罰ゲーム)があります。持ってきた荷物や携帯は全て没収、嵐のようにやってくる、罰ゲームを逃れたメンバーや外からの突然のミッション、真冬の野外で薄着になり地獄の運動会、関西弁禁止ゲームで関西弁を連発し毎秒発生する新たな罰ゲーム、作詞作曲、露天風呂、飲酒、寝床をかけて叩いてかぶってジャンケンポン、翌朝の起床から寝ぼけ眼の朝食まで、ファンの願望を一つずつ具現化したような内容を24時間を収めた夢の海鮮丼特典は編集されていても尚2時間53分という超デカ盛り。こんなに長尺なのに間延びせず、笑えて泣ける関ジャニ∞のバラエティ力たるや。もはや特番です。一つ一つのネタは丼からはみ出るサイズの大きさで、且つ、しっかり面白さの鮮度が保たれています。その他、企画とは別でツアーメイキングも1時間34分付き。関ジャニ∞のデカ盛り特典の中でも、発売当初から根強い人気を誇る1品です。

 


●デカ盛りその3・調理工程全見せ、且つ、その日しか食べられなかったはずの日替わりメニューも全て皿の上に乗っている贅沢デカ盛り「関ジャニズム」(2015年)

ジャニーズだからダンスの振り入れ初見からある程度踊れて当たり前、というある種偏見を根底から覆してくれる清々しいダンスメイキングが山のように収録されています。「今日採血したんです〜!!採血したって言ってるやろ!!」と駄々をこね、途中からついていけなくなるとオリジナルダンスに変更、次々進んでいく振り付けに発狂し大声で逃亡、曲途中に笑いすぎて床に転がり、スタッフさんに本気で「やっとかないとやばいよ本当。覚えとかないと」と怒られ、カメラがいるから汗だくになっても完璧に出来るようまでになるまで絶対に帰らない意地も発揮する。これが関ジャニ∞の振り入れ調理工程の真髄です。この調理工程を知ってから、本編の作り上げられたステージを見るとその努力がよく分かります。ジャニーズ、決して軽々踊っている訳ではありません。

また、この作品のすごい所は通常日替わりとされている演出やクリスマス公演だけで披露されたもの、ダブルアンコールに至るまでの一悶着からのポップアップなど、その公演だけで起きた貴重なあれそれが収録されている所。きっとその公演に入っていなければ見られなかったはずの日替わりメニューをしっかりお皿に乗せてくれる、コスパなんて度外視の店「関ジャニ∞」。

 

 

●デカ盛りその4・ジャニーズ界のコ●ダ珈琲かもしれないリリース作品「Re:LIVE」(2020年)

特典量がものすごい事で有名な関ジャニ∞の中でも、前代未聞のリリース作品。関ジャニ∞が再始動した時に発売された「Re:LIVE」というシングルの、期間限定盤AとBがジャニーズ界のコ●ダ珈琲と言っても過言ではない特典量になっています。まず期間限定盤Aには、コロナ禍で中止になるまでのツアーに密着した180日間の映像が3時間25分のBlu-rayとして収録されています。もはや3時間25分のBlu-rayがメインのようにもなっていますが、あくまでこれはシングルの「特典」だと言い切る関ジャニ∞。メインは新曲です。そして期間限定盤Bには、そのツアーから2公演分丸々の映像が「特典」として付いてきます。その収録時間は1時間35分と1時間31分。ダイジェストではありません。2公演丸々収録です。この期間限定盤AとB、これだけ山盛りの特典にしていたらさぞや高額になるかと思いきや、それぞれたったの3000円。発売当時、ファンからは赤字を心配する声も多く、実際メンバーがラジオで「決算赤字」と言い切った程。本当なら映像作品としてそれぞれ個別でリリースしても十分な映像量なのに、ツアーが中止になった事を受けて、撮り溜めていた密着映像を「ストックしてても仕方ないから一度見てもらおう」と早々にCDの特典として破格の値段で発売した関ジャニ∞は、値段が安いのに出てくる量はお腹がいっぱいになる、良心の塊コ●ダ珈琲そのもの。しかも、ここまで大満足の特典内容に破格の値段設定で「俺らは値段の価値を決められない。これを安いと取るか高いと取るかは見て下さった方次第。」とまで言う人達。安いです。断言します。安い。

 

 

●デカ盛り番外編・大盛りパスタ15杯おかわり「関ジャニ∞リサイタル お前のハートをつかんだる!!(2015年)」

ファン側ではなく、物理的に本人達が(歌の)デカ盛りを食べているこちらの作品。特典の多さとは関係ありませんが、コンサート本編でとある曲終わりに「おかわり!」と叫んだ分だけその曲を複数回歌わなければいけないという異次元の出来事が発生したこのツアーにおいて、その最高記録15回を更新した奇跡の岩手公演がコンサート本編に選ばれています。スタッフさんありがとうございます。そのおかわりした曲は、「愛しのナポリタン」(2007年発売・期間限定ユニット『トリオ・ザ・シャキーン』によるシングル曲)。言葉の通り、関ジャニ∞が限界に挑戦したナポリタンのおかわり地獄。延々鳴り続ける愛しのナポリタンのインスト。無限ナポリタン。おかわりした皿の枚数が増えていけば増えていくほどに汗だくの疲労困憊モードに突入し、口数が減り、宇宙と交信し、ふざけ始める関ジャニ∞。アイドル界のデカ盛り店として名を馳せる関ジャニ∞の、フードファイターとしての一面を垣間見ることが出来る爆笑必至の15杯です。おかわり。

 

と、全てを紹介は出来ませんでしたが、今までこんなに沢山のデカ盛りを販売してきた名店「関ジャニ∞」から本日5月18日、新たなデカ盛りが発売されました。その名も「KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT」

 

 


まず、完全生産限定 -Road to Re:LIVE- 盤。

本編のコンサート映像はたっぷり2時間56分。それに加え、コンサートの打ち合わせからリハーサル、全会場での密着ドキュメント、さらには映像化が望まれていた昨年開催されたテレ朝ドリームフェスティバル 関ジャムFESから、関ジャニ∞が単独で出演しているライブ部分(9曲)を収録し、その収録時間はなんと2時間40分。本編とほぼ同じ長さの特典量は大満足間違いなしです。映像とは別に、ステージ裏に密着したドキュメントフォトブックも68ページも付いてきます。既にお腹いっぱいになってきました。

さらに初回限定盤には、本編2時間56分に加え、本編からRe:LIVE、YES、君の歌をうたう、Let Me Down Easy、赤裸々、勝手に仕上がれ、キミトミタイセカイ、関ジャニ∞ on the STAGEの8曲を5人分のソロ仕様マルチアングル化。さらに本編で「君の歌をうたう」が収録されている部分は、ツアー後半より「Cool magic city」に変わりましたが、最終公演地のセキスイハイムスーパーアリーナからその「Cool magic city」とオーラスダブルアンコールだけ披露された「無限大」を収録。さらにさらに配信公演購入者だけに披露されたソロ曲のスペシャルMVとお馴染みMCダイジェストも勿論つけて、5時間17分の超大容量。本編と合わせると、初回限定盤の収録時間、8時間13分。ここまででも既に丼から具材がこぼれているけど、どんどん具材は追加されます。関ジャニ∞は、リリース作品の音源や映像を手持ちの端末に取り込める「関ジャニ∞アプリ」というもの出しているのですが、この関ジャニ∞アプリで初回限定盤を読み込むと、アプリ限定の特典が2つ付いてきます。コロナ禍での開催となった8BEATでは、会場付近が密にならないようにと入場時間が30分間隔で区切られていました。遅い入場の人は来場時間を遅らせるなど外で自由に過ごせますが、早い入場時間を割り当てられた人は一度入ったら中で何もする事がありません。その人達を退屈させまいと、関ジャニ∞は今回リアルタイムで展開されるグループチャットを開演前の会場内メインモニターに公開。5人が各々好きに打ち込んでいくやり取りをリアルタイムで見られ大人気だったコンテンツ履歴が、なんと全公演分収録される事に。これがアプリ特典の1つ目です。各会場に足を運ばないと見られなかったコンテンツを、しっかりと手元に映像として残るようにしてくれた関ジャニ∞のデカ盛り店さながらの気概たるや。もう1つは、アルバムからの新曲「町中華」より、曲が始まる前に丸ちゃんを中心として毎回コント風のやり取りや独特な掛け声などがあったものを20分も収録しています。これをアプリ限定の特典にしようと考えて下さった方、ありがとうございました。チョイスが絶妙です。(以下参考資料)

 

関ジャニ∞ - KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT 町中華曲フリ集「町中華に行こう!」Teaser - YouTube


そして通常盤では、本編2時間56分に加え、特典として「凛」「YES」のMV、「YES」のソロアングル13分が収録。先程記載した関ジャニ∞アプリ限定特典は初回限定盤だけではなくこの通常盤にもあり、ツアー中に撮影された477枚の写真によるアルバム「8BEAT ぬいの大冒険」「『YES』ブロマイド(集合4枚・ソロ各3枚)」が見られます。3種分の円盤特典・アプリ特典・コンサート本編の合計時間はなんと、11時間29分59秒。ノンストップで見続けても半日かかります。これをデカ盛りと呼ばずして、何と言うのでしょうか。


ここまで長々と大量の特典を「デカ盛り」と称して記載してきましたが、この特典量を提供し続けるその裏には、常に関ジャニ∞関ジャニ∞を取り巻く人達の人知れない努力があります。

企画をただ多く作れば良い訳ではありません。ただ単に撮影された分だけの裏側の映像をつけている訳でもありません。今までと同じではない新しい何かを常に模索し、自分達も、そして見ている人ももっと楽しくなれる関ジャニ∞を追求し続ける姿勢があるから。どんなに満身創痍でもステージに立つ間はその姿を見せず、どんなに挑戦した壁が大きくても弱音を吐かず、アイドルとは、生きるとは、今できる事に向き合うとはどういう事かを考え続けているから。だから関ジャニ∞の毎回のリリースには、模索した分だけ、成長した分だけの関ジャニ∞の姿がそのままついてくるのだと思っています。


今回のツアーメイキングではまさにそんな関ジャニ∞の姿勢や考え方が色濃く映し出されています。関ジャニ∞全員が様々な方面から色々な事に挑み、お互いの事を思い合い支え合い、それぞれの成長を関ジャニ∞に繋げていこうとする強さ。そしてそれを余す事なく形に残してくれる、関ジャニ∞を取り巻く人達の存在。どちらが欠けても、成し得なかったリリースです。

関ジャニ∞の作品を買う人は勿論関ジャニ∞の事が大好きですが、関ジャニ∞に携わる人達からも、そして関ジャニ∞自身からも、「関ジャニ∞が大好きだ」という事が伝わるから、関ジャニ∞は楽しく面白く、そして愛しいのだと思います。


関ジャニ∞の特典量の多さは、関ジャニ∞関ジャニ∞を取り巻く人達の企業努力であり、それは関ジャニ∞自身へ向けられた愛の量なのかもしれません。

蓋を開けるまで予測不可能で未知数、超重量級のその一品は、お腹いっぱいになること間違いなし。

 

 

その名店の暖簾を、あなたもくぐってみませんか。

 

KANJANI’S Re:LIVE 8BEAT | 関ジャニ∞ (エイト) / INFINITY RECORDS 公式サイト